2015年1月24日土曜日

『翠星石は夢を見ているようです』を読んだ

『翠星石は夢を見ているようです』を読んだ

あらすじ

田舎の村の少年が、気づいたら昔の記憶が全然無くて、お告げを聞いて旅に出る話。

レビュー

ドラクエ6の大胆アレンジです。一番大きなアレンジ要素は性別入れ替えでしょうか。現実では王女様ですが、魔王を倒すには女じゃダメだとつい思ってしまったようです。これが悲劇の始まりです。夢の世界では男になってしまいました。性格も趣味も男です。男の姿で旅をして、経験を積んで仲間も出来て、融合すると女に戻ってしまいます。

だから融合する辺りである程度の欝展開が訪れます。覚悟して読みましょう。大丈夫です。今は辛いですが、きっと立ち直ります。王女様を信じてください。魔王を倒せるのは王女様しかいないのです。我々は見守るしかないのです。観ているだけで戦わないやつらが文句を言うべきではない。あなたの信じる心が王女様の力になることでしょう。

つまり、自分が代わってしまうような望みはよくないと、そういうメッセーがこもった作品です。過去に戻ってやり直したいとか、お金持ちに生まれたかったとか。きっとそういう望みは叶ったら不幸になります。これまでの自分は受け入れるのです。ブサイクに生まれたのならブサイクのまま幸せになる道を探さねばならないのだ。

あとは、イベントのアレンジも多いです。重要人物を一人二役とか、複数イベントをまとめて攻略とかやってます。まぁ原作を知っていて結末が分かっているイベントでも割と楽しめると。そんなまきの展開で50話超えているってやっぱドラクエ6は長いです。初プレイで50時間越えるし。




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