2015年1月29日木曜日

『ありふれた御伽噺』を読んだ

『ありふれた御伽噺』を読んだ

あらすじ

100年間眠りについている王女様に昔話を聞かせる話。

レビュー

一応、眠れる森の美女をインスパイアしているようです。でも姫が眠っていて最後に起きるというだけであまり関係ないです。オリジナル作品です。1話読んだ時点では非常に面白そうというのが素直な感想です。要は残念な作品です。

理由はボリューム不足につきます。演出はセンスあります。テンポも良いし、語り部はいったい誰なんだ・・・感もあるし、眠っているはずの王女様が反応するのも可愛いです。ただ、たいしたエピソードもなく終わってしまいました。幸せの始まりであり・・・悲劇の始まり・・・でもあったのです。と大冒険しそうな煽りですぐ終わりました。幼稚園児向けの絵本のボリュームでした。

どうやら作者が怠け者です。途中で一年休暇もとってます。エタるんだったら終わらせようという終わらせ方です。 まぁ、ここであえて考えすぎの考察をするとしたら、100年間の眠りを表現したかったのかもしれない。作品から演出が飛び出す鬼才の技かもしれない。形から入るタイプ。途中で期間をあけずに眠り姫と呼べるものか。この待ち続ける長い時間を読者に伝えたいと。エゴもいいところ。




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