2014年5月22日木曜日

『やる夫達は嘘を重ねるようです』を読んだ

『やる夫達は嘘を重ねるようです』を読んだ

あらすじ

ささいな嘘の積み重ねで誤解が複雑に絡み合って人間関係が崩れていく話。

レビュー

とりあえず真紅ヒロインの時点で見る価値あり。という個人的な趣味は置いておいて、主人公のやる夫が相当賢いです。リーダーでカリスマです。主人公の能力が高いと爽快感があって面白い。という個人的な趣味は置いておいて、真紅ヒロインなら読むしかないです。個人的な趣味です。

作品内の嘘だけでなく読者のミスリードを誘う表現も多々あって、読んでるほうも結構騙されます。誤解の連続がもどかしくて誰かに真実を教えてやりたい、と思いますが、後で『あーこっちも誤解してた。教えなくてよかった。』となるので安心して先を読みましょう。そもそもどうせ教えられないので、教えてやりたいと思っても無駄です。

あとは二章の演出が結構独特です。物書きを目指す人は勉強になるかも。こんなのよく使われる手法だったらごめんなさい。でも、『こんなのよく使われる手法だよ』って思うんだったら、『今ではよくあるけど、こういうのを最初に考えた人みたいに自分も新しい演出を考えたい』って思うようにしましょう。




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