2014年6月16日月曜日

『やる夫は鬼退治されるようです』を読んだ

『やる夫は鬼退治されるようです』を読んだ

あらすじ

記憶喪失のやる夫がなぜか知ってた鉄の製法で出世したけど、目立ちすぎたので朝敵にされて退治される話。

レビュー

桃太郎の元ネタの史実らしいです。でも桃太郎伝説は地方にたくさんあって、どれが本物なのかまだ判明してません。その内の一つです。あまり過信しないように。まぁ岡山県に伝わる一番の有力説です。史実ということなので戦争は本当にあったのでしょう。桃太郎とつなげる所がフィクションです。まず記憶喪失がフィクションです。ちなみにこういう自分の名前や生い立ちを忘れて、日常生活は普通に送れる記憶喪失を健忘といいます。ある期間のことを思い出せない症状を健忘といいます。

固有名詞が多くて読むのが大変です。歴史に詳しい人なら問題ないと思いますが、私はいきなり崇神天皇が読めなくてつらかったです。すじんてんのうです。主人公の名前の読み方も何回も忘れて検索しました。これを機会に漢字が苦手な人はたくさん覚えましょう。もともとやる夫は学ぶ系で発展したんです。漢字を学びましょう。短くて展開も早いのでそんなに大変ではないと思います。

あとは、タイトルに書いてあるとおり退治される話なのでバッドエンドです。勝ったほうが正義、負けたほうは鬼として子供からみんな知ってる物語の悪者にされて後世名を残してしまうというやるせなさを体感できます。




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